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かむかむナイン

この2つ、最近のトムのリラクゼーションに欠かせません。

トイザらスで買ったクーシュボールと、「かむかむナイン」。

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とくに左の緑色の「かむかむナイン」は、目からウロコなブツです。

トムは口にツバを溜め続けたり、うまく口を動かせなくて喋りたがらなかったり、それから時や場をわきまえずに鼻歌をはじめたり…と、とにかく口周りに関する問題が多くて。

で、専門家に口の内外をよく診ていただいたところ、右側の感覚がイレギュラーである、と。過敏と鈍磨が同居していて、奥歯には強く噛む刺激を入れたがってるのに、他の部分は敏感すぎてなるべく触られたくない様子です。

道理で、飴をすぐかみ砕く割に、さして食べたそうではないと思った。わがやでは、虫歯防止のため、飴を噛んだら、即、口からださせているのですが、噛んだあとは飴にあまり執着がないんです。


専門家から口腔関係の感覚統合グッズをあつかうアメリカのサイトを紹介していただき、熟読していたら、この左のグッズがありまして。気になっていたところ、「かむかむナイン」という名前でFLY! BIRDさんで扱っている。試しに買ってみると、これを「強く噛む」ことで、トムの様々な常同行動が代替されるようになったんです。

も〜う、ビックリ!!

こういうグッズって、噛み癖のある子に買うものなんだと思ってたけど、もっと踏み込んだ使い方もできるってコトです。大発見!


たとえば、ぴょんぴょん跳ねて身体に刺激を入れたがったり、くるくる回ったり、机の前で行儀が悪くなったり、っていうのも、これを咥えることで、ある程度は消滅します。

定例の年次アセスメントでも、「刺激を入れ続けないといけないタイプの子だ」「刺激を入れるのが目的の問題行動がうまく消えたとしても、次の問題行動が起きるのは覚悟すべき」と言われていたこともあり、トムの場合、感覚の問題は、社会性のある代替行動をうまく見つけることがわが家の大きな課題となっています。

それと並行して、感覚統合を生活に積極的に取りいれることで、感覚自体を耕し、成長させることも、トムの大きなテーマです。そしてこの「かむかむナイン」は、その2つを同時に叶える魔法の道具です。

ちなみにトム、唇をイーッというかたちに横に広げるのがすごく苦手なんですが、丸い部分がちょうど唇の位置にくるように噛ませると、口を横に開かざるを得ず、イーッの練習にもなってしまうという…。おいしすぎる。


そんなわけでこの「かむかむナイン」、あっという間に、外出先で行儀良く社会マナーをまもって行動する際の欠かせない一品となりました。あと2〜3点、こういう魔法のようなグッズをみつけられると、トムは生きやすくなるだろうなあ。

このおかげでしょうか。派手に動く電動歯ブラシも、いつの間にか口に入れられるように。奥歯を自分で磨いていました!

噛むことの心地よさを知ってしまったトム、気づいたら鉛筆の頭をボロボロに噛みちぎっていましたが(とほほ)、ジッとしていられるなら、それもまたよし。どんどん、社会マナーに適合する範囲の代替行動を、自分で見つけてちょうーだいな。

このグッズ、2学期に教室でジッと座っていられるようになるための、第一歩になるといいなーと思っています。

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◆ からだと感覚」カテゴリの記事

コメント

かむかむナイン、学校で使うとしたら、自分で常備しといて噛みたくなったら噛む、という形で使うの?

うちの爪噛み娘もなんでも口に入れるのよ。
よ~く見てると噛むっていうんでもないのよね~
鉛筆も勉強しながらよく口に入れてるけど、後ろがボロッボロ、
ってほどでもない。まあ、でも軽くは噛んでるか。

Wiiのリモコンもシリコンシートで覆われてて、ちょうどいい柔らかさなのか、よく口に入れてるなぁ~

これは噛まなくするためのもんではないのよね。
他のものを噛む代わりにこれを噛むもの、という位置づけなのよね?

投稿: がんも | 2010年8月10日 (火) 19:57

■がんもさん

んー。わたしのざっくりした考え方としては、やりたいことはやらせた方がいい、なんだよね。何かしらの理由が、それも自分を育てるために身体が必要としていることをしている、という視点がまずあって。

まあ、無意味に没頭してループしている場合、悪影響の方が大きくなってしまいかねないから、トムのような子にとってはそこの見極めはとても重要なんだけど。


トムの場合、まったく噛みグセはなかったんだけど、口の中の感覚過敏や身体全体の感覚障害はあって、フタを開けたら「噛むのが意外と大好き→噛むことで(身体全体の感覚過敏による)うろちょろが減る」ってことが、偶然わかったの。

だからある意味、噛むクセをなくしたくてたまらない人から見たら、なにパンドラの箱を空けちゃってるのよ!?的なところもあるというか。でも、トムの場合は、うろちょろよりも、噛む方が、まだ社会的に受け入れられやすいから、親としてはアリなのよね。

これから「かみ癖どうしよう!?」という悩みが出てくるかも知れないけど、今のところ、徹底的に噛ませることで、口の中の過敏がなくなっていく可能性に期待している面もあって、そういう意味では、噛まなくするもの(になり得るかも知れない)とは、言えなくもない。

そして、鉛筆を噛んでボロボロにするのは…もしかしたら、こういう特殊なモノをあえて持ち込むよりは、よほど建設的かも知れないよ?


学校でどう使うかは未定かな。この数週間でまた状況が変わるかも知れないし、先生とも相談しなきゃいけないし。

でも、ここから導かれることは、「じっと座っているためには、別の何かの感覚刺激が必要な子である」という事実で、それについては、クリニックのドクターからも別の視点のアドバイスがあるの。

「どうやったってじっとできないんだから、気配を感じたら、先に身体を動かすことを先生が指示して、勝手にやるのを防げばいい。その成功経験が続くことで、あれ?自分で勝手に動いて叱られることがないなあ…ってトムが思うようになり、その結果、うまい具合に回っていく可能性がある」って。

まあ、一筋縄ではいきそうにないので、わたしも当分コレとはつきあうことになりそうよ〜。

投稿: yoshiko | 2010年8月10日 (火) 22:10

お返事ありがとう!
うう~ん、奥が深いねぇ・・・

Yoshikoさんの場合、なぜ噛むに至ったか、原因が分かってるだけに今後の対策が立てやすいのかなぁと思いました。

娘はなんだろう・・・ストレスか、不安か、自分で刺激を入れているのか、分からない内容をやり過ごす為に没頭する矛先にしてるのか・・・それら全部かも。

一応気がついた時に注意するようにはしてるけど、無理に止めさせても他にしわ寄せが来るだけかもと、バイターストップのような強制手段には踏み切れてないの。

>やりたいことはやらせた方がいい、なんだよね。何かしらの
>理由が、それも自分を育てるために身体が必要としている
>ことをしている、という視点がまずあって。

う~ん、この言葉、重いなぁ。

しばらく見守るしかないかなぁ。


投稿: がんも | 2010年8月11日 (水) 20:36

yoshikoちゃん、お久しぶりです☆

かむかむナインは、緑色だけれど
噛んでも塗料とか大丈夫なんだね。

家の甥と姪も、手持ち無沙汰な時かな?
気づくと何か噛んでるか、口に物を
入れたりしてます。 落ち着くのかな?

塗料とか気になって注意はするのですが、
他に何を噛ませたら良いか?
思いつきませんでした。

なので、噛むためのグッズがあると聞き、
驚きました。

投稿: じゅんこ | 2010年8月14日 (土) 19:24

■がんもさん

お返事、遅くなっちゃった。ごめんね。

もしストレスだとしたら、根っこを解決しないと、自分の行動を否定されたという事実だけが残って、また次の行為がはじまる可能性があるので、気をつけてね〜。

投稿: yoshiko | 2010年8月30日 (月) 00:18

■じゅんこちゃん

ご無沙汰です。鶴岡に行く前に連絡しようと思いつつ、トムの行方不明とかバタバタで会えなかった〜。残念!

塗料は…うーん、医療品の一種なのでたぶん大丈夫だと思うけど、どうかな〜。子どもって、タグとかいろいろ噛みまくるよね。米国には、タオルの周りにぐるっといろんなタグが縫いつけられたミニタオルがあるんだって!ミシン得意だったら、かわいいの作れちゃうかもね!

投稿: yoshiko | 2010年8月30日 (月) 00:20

とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!

投稿: 履歴書 | 2013年10月18日 (金) 11:20

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