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ソーシャルスキルって何だろう

そろそろ家庭でも、トムの成長に応じたソーシャルスキルを教えていきたいと考えるようになりました。できれば、生活のなかで自然に。無理のないように。負担にならないように。

トムはソーシャルスキルを学ぶ教室に入っていたこともありますが、トムには時期尚早と中途退会した経緯があります。いま思えば、言葉のでていない子にソーシャルスキルトレーニングというのは順番が違った。

でもそのとき思ったのは、母親としてのわたしは、あくまで子どもに寄り添う存在であるべきだし、理不尽なことにも共感してあげたいということ。安らぐべき家庭を、息の詰まる学びの場にしたくない。その私がSST(ソーシャルスキルトレーニング)を直接行うというのは、ムリが生じるんではないかしら。教育者と保護者は共存できるのだろうか。

そんなことを、最近つらつらと考えています。


そもそも、ソーシャルスキルって何だろう。

楽しく体験!ソーシャルスキルによると、「ソーシャルスキル」とは、

■ 相手を傷つけずに、要求したり断ったりする 主張スキル
■ 人との円滑な関係を形成・維持する 友情形成スキル
■ 利害の対立や葛藤などの問題を解決する 社会的問題解決スキル

また、トレーニングを受ける前提として(最低限必要な技能として)、

■ 人と一緒にいても、いやではないこと。
■ 人と共同して課題に取り組むのがいやではないこと。

参考:http://www.e-kokoro.ne.jp/ss/


つまり、人づきあいの技術ですね。みんながみんな人づきあいの達人になる必要はないけど、社会で生きていくために、最低限身につけておくと損のない技術レベルというのはあるわけです。当たり障りなく、ひっそりと、かつ幸せに生きていくためには。

そういえば、夫の実家の家訓は「ひっそりと生きる」だった(わたしには無理〜!)。

そういう視点で、私なりの考え方を子どもたちに折に触れて伝えていくというのは、負担が少なくていいかもしれない。なぜ、そういう行動をするのか。その行動が社会ではどんな意味を持つのかを、日常会話のなかで言語化して説明していく。


東京学芸大学の相川先生のサイトに、こんな資料がありました。…ここまで丁寧な説明が必要なのか(うんざり)。

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でもね、こういうスキルに限らず何かを習得しようとするときって、モチベーションがないと難しいですよね。ソーシャルスキルに必要なモチベーションって何だろうって考えたとき、私なりにだした結論は、「なりたい自分」を探すこと。

「なりたい自分」がなく、中身がからっぽで透明なままだと、ソーシャルスキルの大切さもわからないだろうし、がんばって習得しようとも思わないんじゃないかと思うんです。で、「なりたい自分」を探すことができれば、きっとソーシャルスキルの大切さにも気がつくはず。

なのでソーシャルスキルに関しては、課題を個別化し、単にカリキュラムに添って教えていくだけではなく(それももちろん大切だけど)、社会適応を第一に目指すのではなく、「なりたい自分」を一緒に探し、手助けしてくれる場所や人を見つけることを第一のゴールに設定するといいんじゃないかな。思春期に向けて、そんな機能を持つ家庭以外の場所を探すといいのかもしれない。そしてその先に、自立への階段が待っているような気がします。


きのう、あやさんに教えていただいた参考書「More Than Words: A Guide to Helping Parents Promote Communication and Social Skills in」でも、学びの流れは「無発語」「2〜3語の発語」「おうむ返し」ときて「SST」に続くそうで(詳細については未確認)、そろそろソーシャルスキルを学ぶ時期にきているトムです。

キャロル・グレイの「ソーシャル・ストーリー・ブック」を聞いて理解できていましたし(2010年9月8日参照)、妹との生活を見ていても、前提となる「人と共同して課題に取り組むのがいやではない」という部分が育ってきたのを感じますし。

SSTについても、少しずつ意識していきたいと思います。

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