« Voice4uとdrop talk | トップページ | 9歳の誕生日:思春期の入り口と「行ってきます」 »

アトリエで気づいたこと

今日はアトリエでした。お友だちや妹とズラリと並んで、粘土を水で溶きながらお料理ごっこをしました。

110522atelier1


今まで何度声で注意しても守れなかった「粘土は水道に流さないでね〜 」という約束が、絵を描くことで一回でわかりましたよ♪

やったー☆


110522atelier2



ほかにも、ホワイトボードでいろいろなやりとりを試みています。

質問の場合は、「選択肢を四角で囲む」「選択するのはオレンジのペン」というかたちをつくることでやっとトムの中で理解できるみたい。これ以外の書き方では、選んだり答えたりがまだ難しいです。

専門家の間では、このことを「枠組みをつくる」と表現したりします。「構造化」ともいいます。

110521talk


学校でも、トムからの発信/発言が思うように見られない場合、こういったちょっとした手助けを決まり事としてつくっていただけると、よりトムからの発信がうまれやすいと思います。

「選ぶ」というアクションだけでも、こちらの想像している以上に相当消耗するようですから、選択肢がないところから自分で何かを言うのは、トムにとっては(できたとしても)本当に本当にたいへんなことのようです。その大変さをクリアすることに力を注ぐよりも、そこは少し多めに見てあげて、もっとほかのできそうなこと、小学3年生らしい新しい知識を得ること、に力を注がせてあげてほしいと願っています。


アトリエで改めて実感しましたが、トムにしていた口頭での注意やおしゃべりを、なるべく書いて見せる生活に変えていったら、トムがその場で立ちすくんで困り続けることがなくなって、トム自身が自由になり、物事に集中でき、創造的になってきたように見えます。

今までは聞き取れてなかったんですね。

最近、「はるさめが食べたい」と伝えたくて「まめまめください」と紙に書いてきたのを見て、ハッとしました。それで、どうも自分の聞き取りに自信がなくて、理解力に自信がなくて、不安で不安で、生活すべてが不安のなかに沈んでいたんだと思います。

iPadで絵辞典がわりに使っているアプリを次々に押している様子を見ても、そう。量が多くなると集中が途切れてきて、はじめの二音にしか注目しなくなっていくのが見てとれます。

トムにとっては、「耳で聞く」って、すごくしんどくてエネルギーがいることなんだと思います。


一方、安心感を保証された今日のアトリエでは、指示待ちの姿勢が全くなく、自分から友達の様子を見ては真似、いろいろなことをやりたがり、飽きることなく2時間ずっと様々な活動を楽しんでいました。

こういった、生活や学びの土台が整ってはじめて、安心したり、意欲的に自分の外に目を向けたりできるんだろうな…と、このところよく思います。

トムを理解すること、寄り添うことにまだまだ未熟な母ですが、トムの目線に立つってことが、少しわかりかけてきました。


|

« Voice4uとdrop talk | トップページ | 9歳の誕生日:思春期の入り口と「行ってきます」 »

□ 小学3年生」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/522034/51764353

この記事へのトラックバック一覧です: アトリエで気づいたこと:

« Voice4uとdrop talk | トップページ | 9歳の誕生日:思春期の入り口と「行ってきます」 »