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9歳の誕生日:思春期の入り口と「行ってきます」

今日、トムは9歳になりました。プレゼントもケーキも間に合わず、たいしたことはできませんでしたが、大好物のイクラ丼と歌でお祝いしました。

思春期が10歳からだとすると、いよいよあと1年。

コミュニケーションと思春期について考える1年になりそうだと感じています。この二つ、とても関連が高いと思っており、特に表出系(自分からの発信)は大切に育んでいきたいと考えています。受信一方で思春期を迎えるのは、子も親も辛いと思います。

トムが不安定になったとき、見通しはできているか(知性の伸びに従い、必要な見通しや説明の仕方が、この先、どんどん変化していくと思われます)、感覚的にどうしても我慢できないことはないか、というのを常に念頭に置きながら、一人で没頭できる趣味や活動、エネルギーを発散できる活動をひとつでも増やすことで、思春期を穏やかに過ごせていけるといいなと考えています。


思春期の前兆でしょうか。迷子や家からの飛び出しが、ときどき見られるようになりました。先日も、大雨の日に近所の友人から電話があり、いま雨の中でトムを見つけたから、家まで連れて行くと連絡がありました。

その日はとても疲れている様子で、感覚的な刺激や安心を求めているらしいことは私にもわかっていました。お風呂を用意したり、ベッドで好きなDVDを見せたりして生活を整えていたつもりだったんですが、そこに激しい雨の音がしたため、トムはとっさに外に出て雨に当たりたくなってしまったようです。

しばらく前の大雨の日に、ウエットスーツを着せてテラスで遊ばせたことがありました。一方、テラスは危ないので勝手に出ないようにと最近伝えてもいたので、テラスに出るより玄関から出るのを選択したのかもしれません。


学校でも、先生と追いかけっこしたそうな誘うそぶりをしながら、勝手に教室から飛び出したり、時には門の外に飛び出したり…というのが、最近立て続けに起こっていました。先生方とは、「関わり遊びへの芽生えは大切に育む」と「ルールを守る=スケジュールやTPOを知らせ、やってもいい時間も確保しつつルールは守らせる」に問題を分離させ、それぞれの対応について話し合っていたところです。


とはいえ、勝手に家を飛び出されるのは困る。ふらっと、電車にでも乗られて遠くに行ってしまったら、たまったものではありません。

そこで、自宅からの不意の飛び出し防止策ですが、
「親に断ってから外出できるようにルールをつくる」
「靴を履く前に注意喚起する装置をつくる」
「ひと呼吸おけるような手続きを設ける」
といった対策が考えられるなか、まずは玄関にベルを置いて、出掛ける前に必ずチン!と家族全員が鳴らしてみることにしました。

先輩ママの中には、voca(スイッチを押すと、録音した音が流れる機械)を玄関に置いて「いってきます」を言う代わりにタッチさせている方もおられるそうです。


「行ってきます!」と言いながらチンnoteとベルを鳴らす方法、家族みんなが実行しているためか、いまのところ定着してきています。学校でも有効かもしれません。


お風呂場でトムとキャッチボールしてたら、トムが「行くよー、ハイ!」って自分から言ってきたり、書店のキッズコーナーで、二歳くらいの子に「(電車の本)かーしーて」とお願いしたり、ちょっとずつコミュニケーション能力が育ってきたことを実感する9歳の初夏。

言いたいこと、やりたいこと、人と関わってみたい気持ちが増えてきて、でも身体はもう少年から青年へ向かうところ。気持ちのミスマッチや失敗、危険なことが増えてきているので、この2年くらいはトムから目が離せないな〜と、気が引き締まる思いです。

*書店では、「ヤダーよー」と言われて凹んだものの、それを聞いていたその男の子のお母さんが同じものをトムに渡してくれ、本人は満足そうでした。

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